父親に不満がある人も多いけど…

忘年会のあと、おかちゃんと立ち話したとき、おかちゃんが「親父誘ってラーメン食いに行く」みたいな話をしていた。

そん時僕はふと自分の親父を思い浮かべ、「そうだ。親父と二人で飲みに出掛けようかな」って思ったんだ。
家で飲んだことはあるけど、親子水入らずみたいなのはなかったから。


で、寝るときにコタツ布団にくるまりながら、親父と何を話そうとか色々考えてみた。
というか、話したいこととか、伝えたいこととかを想像してみた。


すっごく感謝してるコト

すっごく尊敬してるコト

思い出話…


そしたらなんか、何故だかは分からないんだけど、涙がだばだばとこぼれてくる。
最初は控え目に。あとを辿ったのは勢いよく頬を滑り落ちていく。


悲しいわけじゃないし、怒ってるわけでもない。

ただ涙は親父を思い浮かべるだけで滝のように落ちていく。


たくさん伝えてない言葉がある。
それに気づいた。



僕が産まれた後、自分のデザイン事務所興して独立して、
事務所に泊まり込んで週末しか帰らない生活を２０年は続け、
酒も煙草（ちょっとやってたかな？）もギャンブルもせず、
かといって家庭を疎かにもせず、
子供二人は五体満足に大学院・大学まで進学させ、
厳しくも、ユーモラスなテレビっ子。

それが俺から見た親父。

自分が親となれるトシになって、改めて親父、いや一人の人として、彼のすごさに感嘆する。


どうでしょう？
この親にしてこの子あり。

もしくは、

この子にしてこの親あり。

な人間になってるでしょーか？
僕は？

…だったら嬉しいな。


そう。
人生の目標なんだよ。
すごく近くにいて、すごくでっかい。

子は親の背中を見て育ち、その魂は百まで。



うん。
書き殴ってたら泣き止んだ。

今日も今日とて忘年会。
寝ます。

では。