それは、ハガレンのクリードのような。

やはり、いつもの自分じゃない。

否。

これが本当の自分なのだろう。

それとも一部か。


ユングは両補性という言葉を使うけれど、普段見せないシャドウの部分が徐々に顔を出してる。

どんな顔してんだ？自分。


今までずうっと出てこなかったもんだから、重く、深く、長く、居座り始める。

ここに来て向き合わなかったツケ、か。


すごくドロっとしていて、居心地が悪い。
ドス紫と黒い流れが立ち上り、こちらにゆっくりと振り返る。

向き合わなきゃ。

でも嫌だ。

無意識的に体が拒否してるんだ。

何でかなんて分かんない。

コイツはヤバい。そう感じる。


だって振り返って目を背ければ、俺を支えてくれてるみんながいる。

逃げたい。

逃げれば安らかなみんなの場所へ行けるもの。


それは甘え…か。

甘え下手な自分は寄りかかるコトが苦手だけども、いざ寄りかかれば受け止めてくれちゃうんだ。

みんな優しいから。

寛いから。

でっかいから。

俺は上を見てるんだ。

肩を並べて、なんかいないのかも。すまんヒゲ。


今一度、旅に出たい。

おさらばしたい。

肩を並べたい。

背中にひしひしとみんなの力を感じながら。





いざ。